こんにちは!
ネーブルオレンジとレモンのシロップをコーラで割ったドリンクです。
美味しかったですよ。
さて、今回はタイトルの通り認定臨床微生物検査技師、感染制御認定臨床微生物検査技師になるまでの道のりを体験交えて書きたいと思います。
目次
認定臨床微生物検査技師(CMTCM)の申請資格
まずは、認定試験の申請資格ですね。
引用:日本臨床微生物学会HP(2021/3/7現在)
詳しい内容は日本臨床微生物学会のHPに載っています。
簡単にまとめると、
上記の通りです。
認定研修施設で勤務の条件は、試験日の前日に丸一日がかりの講習会を受けることでクリアできます。
講習会は試験の申請書に受講希望のチェックを入れるだけで受講できます。
僕は出来が悪く二回間受験しましたが、一回目は台風の影響で、そして二回目は新型コロナウイルス感染症の影響でどちらも指定講習会は中止となりました。
その代わりに、講習会で使うはずだった講義スライドが送られてきて各自勉強してくださいって感じでした。
そしてこの資格で最もハードルが高く感じるのが論文1編以上という条件じゃないでしょうか。
これは指導してくれる方や題材に恵まれないとなかなか厳しいですよね。
あとは学会発表が3回以上ですので、各県の臨床検査技師会主催の学会などでの発表経験が必要となります。
感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)の申請資格
次に、ICMTの申請資格です。
引用:日本臨床微生物学会HP(2021/3/7現在)
こちらは、認定臨床微生物検査技師を未取得の方を対象とするものです。
すでに認定臨床微生物検査技師を取得している方は、別に日本臨床微生物学会HP(
http://www.jscm.org/index.html)をご覧ください。
条件は上記の通り4つです。
CMTCMとICMTの大きな違いは、医療関連の感染制御に関する活動実績が必要というところです。
申請書にはその活動の具体的内容を記載することとなり、さらに所属施設長から推薦書を書いてもらう必要があります。
研修単位に関しては、毎年県の学会や研修会に参加、発表していれば足りるかと思います。
そもそもCMTCM取得条件に学会発表3回以上というものがありますので、それと重複する条件となります。
資格取得への道のり体験談
最後に体験談です。
僕は細菌検査をする前は、血液・輸血を担当していました。
その頃は細菌検査は宿直、日直業務のレベルでのみやっていました。
その後、細菌室に異動となり、
- 1年目:県学会発表
- 2年目:県学会発表
- 3年目:県学会発表、論文投稿
- 4年目:北日本学会発表、認定試験受験(不合格)
- 5年目:認定試験受験(合格)
といった流れで認定を取得しました。
受験までの4年間で学会発表4回、論文一編投稿ですので、振り返るとけっこうよくやったと思いますが、勉強の努力が足りず4年目で受けた試験は不合格となってしまいました。
その時は認定試験の1週間前に学会発表や、学会シンポジウムを担当していたので、自分のキャパに対して予定を詰めすぎていたかもしれません。
論文は3年目の学会発表内容をそのまま題材にしました。
投稿先は自分の勤務病院で発行している医学雑誌です。
そういったものがあったので、先輩方の多くは論文投稿の経験があり、また、室長が論文査読の経験豊富な先生だったりと、周りに指導して下さる方々がいる恵まれた環境にあったと思います。
忙しい中指導して下さった方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
勉強は自分でただ黙々と教科書やりました。
過去問も一年分しかないので、一年目は何をすればいいのかよくわからないままやっていましたね。
出題範囲が仕事で関わる内容ほぼ全てですので、的を絞ることはできませんが、具体的な勉強内容やおすすめなどをそのうち別記事にしたいと思います。
また、二回目の受験はもろにコロナ禍でした。
土日もPCRの当番で働き、平日は残業等あり大変でしたが、遊び歩けないので勉強しかすることがなかったのは良かったかもしれません(笑)
終わりに
はい、今回はここまでです。
今、新型コロナウイルス感染症の影響でますます感染制御に対する関心が高まっています。
これから認定を取得したいと思う人が増えるのではないでしょうか。
そんな方々の気持ちを後押しするきっかけになればと思います。
二年分の体験も記事にしていますので良ければ読んでみて下さい。
ではまたー!